【どのタイミングでするべき?】屋根工事の種類について

2024.04.23

長崎県大村市を拠点に、屋根工事・雨漏り修理などを承っております、葵翔瓦(アオトカワラ)です。

屋根は頑丈に造られていますが、外にさらされているため、自然災害が起きた時や年数が経ったときには、補修やリフォームが必要です。
懐を考えるとあまり気乗りしませんが、早めの工事をすることで大きな工事をしなくて済むので、結果的に節約になることも。
現在は、地震や風災に強い屋根材が多く開発されているため、リフォーム後は長く安心してお家に住めます。

今回は屋根の種類ごとに行われる屋根工事と、どのタイミングで工事を行われるのかについて、ご紹介したいと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

■ 屋根工事の種類

・葺替え

古くなった屋根を撤去し、新しい屋根を葺く工事です。
屋根のリフォームとして最もスタンダードなものといえます。
表層にある屋根材だけでなく、下にあるルーフィングシートや野地板も新しいものに替えます。そのため、広範囲な雨漏りなどが起きている場合はこちらの工事をすすめられるでしょう。
また、軽量な屋根へとリフォームすることで、耐震性・耐久性を向上させることもできます。

・カバー工法

古い屋根の上から、新しい屋根を被せる工事です。
葺替えのように廃材処理をせずに済むほか、手間が少ないので工事期間が短く、費用を抑えられるのが特徴です。
ただし、行える屋根については限られており、表面の平らなスレート・金属屋根、雨漏りを起こしていないなどの条件があります。
古い屋根がそのままになりますが、遮音性が増し、葺替えと変わらない耐久性があるという肯定的な声が見られます。

・屋根塗装

スレート屋根や金属屋根に塗装を施し、耐久性・美観性を維持する工事です。
これらの屋根は、瓦と違って雨水によってサビが発生したり、破損したりする恐れがあり、その後雨漏りにつながるケースも見られます。
そのため、外壁塗装とあわせて行われることが多く、塗装によって遮熱性・断熱性を加えることも可能です。
自治体によっては遮熱塗料を使用することで、補助金をもらえることもあります。

・漆喰工事

瓦屋根におけるメンテナンス工事で、瓦の隙間にある漆喰を詰め直します。
漆喰は雨の浸入を防ぐ役割がありますが、劣化すると割れて隙間ができ、ひどい場合は瓦の位置がずれることも。
そのため定期的な詰め直しが行われます。

・板金工事

屋根には金属でできた部材も複数あります。
スレート屋根・金属屋根の場合は、屋根の頂点に棟板金というものが使われており、この棟板金が劣化すると、やはり雨漏りにつながります。
軽度のダメージなら釘の打ち直しでも済みますが、台風などでめくれて変形すると、長さに合わせて交換になるでしょう。

・雨樋工事

屋根の雨水を集めて排出する雨樋ですが、こちらも年数が経てば交換が必要です。
雨樋がうまく機能しなくなると、雨水があふれて外壁の汚れにつながるほか、基礎部分を雨水で傷めて、お家全体へと影響することもあります。
材質にもよりますが、穴が空いたりサビが見られたりしたときは、交換のタイミングです。

■ どのタイミングで工事が必要?

屋根の材質によって、必要な工事は異なります。
こちらでは、自然災害などで発生する補修工事を除いた、リフォーム・メンテナンスに関わる工事のタイミングについてまとめてみました。
あくまで目安のため、立地によっては劣化が早いこともあります。

・瓦屋根

塗装工事 ※セメント瓦 10年目前後
漆喰工事 20年目前後
雨樋工事

20年目前後
葺替え 30~60年目

陶製の瓦屋根自体は耐久性が高く、ものによっては60年耐えられるものもありますが、ほかの部材はそうでないため、交換やメンテナンスを行います。
セメント瓦の場合は、塗装や漆喰工事などのメンテナンスが多く、屋根材自体が生産終了しているため、破損などが起きたときは葺替えを検討したほうがいいでしょう。

・スレート屋根

板金工事 10年目前後
塗装工事 10年目前後
雨樋工事 20年目前後
葺替え 20~30年目
カバー工法 20~30年目

セメントでできた軽量の屋根で、塗装工事・板金工事をメンテナンスとして行います。
2006年以前のものはアスベストが使用されているものが多く、この場合はカバー工法を行うと飛散せずに済むので、費用を抑えることが可能です。
また、アスベストが規制されてすぐに販売されたものは強度が低く、早めの葺替え工事を行ったほうがいいでしょう。

・金属屋根

板金工事 10年目前後
塗装工事 10年目前後
雨樋工事 20年目前後
葺替え 20~30年目
カバー工法 20~30年目

現在はガルバリウムなどのサビにくい加工のされた屋根がほとんどですが、トタン屋根はサビやすく、サビ止め塗装などが必要です。
なお、金属屋根の場合は、板金屋さんの領分になるため、対応できない屋根屋さんも多いです。
金属屋根でトラブルが起きた際は、板金屋さんに修理等を依頼してみてくださいね。

■ おすすめの屋根材

葺替えを行う際は、耐久性の高い、このような屋根がおすすめです。

・鶴弥「スーパートライ110」

瓦屋根は重く、地震に弱いという弱点がありますが、こちらの屋根は瓦同士がしっかりかみ合い軽量のため、自然災害に強いのが特徴です。
遮熱性を持つほか、瓦のもつデザイン性を備えているので、和風のお家に使用しても外観の雰囲気を壊しません。

・ケイミュー「ルーガ」

スレートの一種ですが、樹脂繊維が配合されているので従来のものより頑丈・軽量の屋根です。
15年以上販売されているため実績もあり、万一破損しても交換できるのが強みといえるでしょう。
「雅」「鉄平」の2種類の形状がありますが、どちらもお家のテイストに馴染みやすい、ベーシックな見た目をしています。

・ニチハ「横暖ルーフ」

遮熱銅板・断熱材が一体になった金属屋根です。
断熱材の一体になった金属屋根はメジャーですが、こちらは性能が高く品質が安定しているため、ほかのものよりも断熱性が高いのが美点。
保証もしっかりしているため、コスパのいい屋根といえます。

■ 長崎県での屋根工事は「葵翔瓦」へ!

葵翔瓦(アオトカワラ)は、長崎県(※本土のみ)にて屋根工事・雨漏り修理を承っております。

屋根は普段目にしないからこそ、重大な劣化が起きてもなかなか気づくことができません。
そのため、気づけば雨漏りが起きていた、ということも。
積み重なった劣化が台風や地震によって、大きな破損につながるため、心当たりがございましたら、ぜひ屋根診断をご依頼くださいませ。
当方は、瓦屋根以外の屋根も対応可能です。
LINEからのご相談ですと手軽に行えるほか、写真を送って工事が必要か、概算でどれくらい修理費がかかるかなども確認できます。

お気軽にご相談くださいませ。

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■ まとめ

屋根工事は、屋根の種類によって必要な工事が異なります。
築20年に差し掛かると、各部材の劣化がお家に影響を及ぼすようになるため、都度修理をするよりもまとめての修理、もしくは葺替え工事をおすすめします。

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